性善説、性悪説。

白夜行を読んで思い出した言葉。
私は、人間は性悪説の通りだと思う。
何となれば、人間は環境によってどうとでも変わると思うからだ。
根本的には、欲望を満たしたいというのは獣として当然だと思うし。
私の根元的な考えに合っているのは性悪説だと思う。
性善説で良く取り上げる例として、崖から落ちそうになっている人を助けようと自然に動くのは、人間が根本的には善だからと言う例。
これって誤りだと思うんだよなぁ・・・。
何も考えないで助けるって言うのは、無意識の知覚が計算して行動を起こしているんだと思う。
つまり、幼少の時などに親などから教えられたりしたことが思い起こされてそういう行動をとると思うのよ。
現に何も経験していない小さい子は、時に残酷だなと思うことを平気でやる。
知らないから善悪が無く、欲望のままに振る舞うのだ。
それをその時代のその時の大人の価値観で善か悪かに別れているような気がする。
ちなみにここで言う悪って犯罪ではなくて、確か欲望絡みの行動って記憶しているけど、犯罪だとしても余り大差ない気はする。
だって・・・どんな理由があるにせよ、争いが無くならないのが証拠だと思う。